忙しくない人のための並行幻想郷 第7話

霊夢さんと私

f:id:kasuga_gensokyo:20131029221440p:plain 霊夢
「…………はぁ」
  「陰気ですね」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221434p:plain 霊夢
「だ、誰!?」
  「誰と言われましても……私ですよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221431p:plain 霊夢
「あっ、あんたは……!」
   
 
 
 
 
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「…………」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221431p:plain 霊夢
妖夢!……の半霊っ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「違います。いや、違くないかもしれませんが。
 私は見た目こそ半霊ですが、あの半霊ではありません」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221431p:plain 霊夢
「半霊じゃないなら…………新手の妖怪!?」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「私自身が妖怪である可能性は90%を超えてますね。
 ですが、そうでない可能性も少なからずあります」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「じゃあ、お前何者なの……」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「今の私は何者でもありません。
 ただただ、その辺に漂う無害な浮遊霊です」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「あっそ……で? そんな浮遊霊が私に何の用よ……」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「博麗の巫女が陰気になっていると風の噂で聞きまして。
 噂通り陰気ですね……大丈夫ですか」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「用は無いってことね……じゃあ今すぐ消えなさい」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「お断りします。 よし、決めました。
 貴方が元気になるまで、私はこの神社で漂う事にしましょう」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「消えろって言ったのが聞こえなかったわけ……?
 邪魔なのよ……さっさと私の前からいなくなれっ……!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「悪態をつくのはよくないです。
 私は当分の間、貴方から離れませんからね」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221440p:plain 霊夢
「…………なんなのよコイツ……」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「見た目は半霊、中身は不明。それが私です」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「名前ないのかよ……」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221437p:plain 霊夢
「いただきます……」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「わびしい食事ですね」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221440p:plain 霊夢
「食べられるだけマシよ……
 言っとくけどお前に食わせるものは一つもないから」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「心配ご無用。私は食事をとる必要がないので」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「…………」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「入ってない……」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「お賽銭、入ってませんね」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「クソッ……なんで誰も参拝しにこないのよ……」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「立地が悪いんじゃないですか」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「立地は関係ないわよ……多分」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「じゃあ他に原因があるのかもしれませんね」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「他の原因……」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「近寄りがたい巫女が目を光らせてるから
 参拝に行きたくても行けないとか」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221432p:plain 霊夢
「お前…………どんな風に死にたいか言ってみなさい……?」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「死んでも瞬時に復活できますので、ご自由にどうぞ」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221434p:plain 霊夢
「…………夢想封印!!!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「ぬわぁー」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221436p:plain 霊夢
「……私の農園の世話係、最近来なくなったわね」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「誰のことですか」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221436p:plain 霊夢
「何人かいたけど……門番が一番頑張ってたわ」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「ほぉ、霊夢さんに友達がいたとは」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221435p:plain 霊夢
「友達じゃないわよ。
 あいつ……いや、あいつらは自分で自分の家をぶっ壊して
 この神社に押しかけてきた、はた迷惑な奴らなのよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「家をぶっ壊して……? なんですか、それ」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221435p:plain 霊夢
紅魔郷再現イベントよ。そこから私とあいつらは…………」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221437p:plain 霊夢
「……という事なのよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
霊夢さん……ちょっと元気になりましたね」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221435p:plain 霊夢
「え?」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「数日前までの霊夢さんは私から話しかけない限り、ほぼ無言でした。
 でも今日は霊夢さんの方から、色々なお話を聞かせていただきました」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221435p:plain 霊夢
「……そうだったっけ?」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「その調子ですよ、霊夢さん。
 もっともっと元気になりましょう」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「う、うるさい! あんたは一言余計なのよ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「おっ、照れてますね。
 霊夢さんの意外な一面、ごちそうさまです」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221432p:plain 霊夢
「調子に乗んな! 夢想封印っ!!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「うぼぁー」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
霊夢さん、暇ですか」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221435p:plain 霊夢
「いつも通り暇だけど」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「暇ですか。なら博麗農園の世話をしましょう」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221434p:plain 霊夢
「…………はぁ!?」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「あそこは霊夢さんの所有地であり、霊夢さんが管理人でしょう。
 管理人が世話をサボってどうするんですか。さぁさぁ」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221431p:plain 霊夢
「嫌よ! そんなのは紅魔館の連中に任せればいいじゃない!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「その紅魔館の皆さんはここには来てないんですよ。
 そんな中、誰が世話をすると言うんです?」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221441p:plain 霊夢
「あんた。もしくは美鈴かな」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「私は畑の世話は出来ませんよ。
 美鈴さんも来ていない以上、霊夢さんしかいません」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「何で私がやらなきゃいけないのよ~……」
  「その面倒臭がりな態度……相変わらずだな。
 見損なったぞ! 博麗霊夢っ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「誰!?」
   
 
 
 
 
f:id:kasuga_gensokyo:20130705162112p:plain ミミズ
「俺だ!!」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「あんたは! ……『手の中に明日はある』のミミズだっけ」
f:id:kasuga_gensokyo:20130705162112p:plain ミミズ
「『未来は僕らの手の中』だ! 間違えるなっ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「『手の中に明日はある』でいいじゃない。
 私、その言葉好きじゃないし」
f:id:kasuga_gensokyo:20130705162112p:plain ミミズ
「未来は僕らの手の中ぁぁぁ!!」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「…………。
 あんたさぁ……うるさいのをここに連れてこないでよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「私は呼んでませんよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20130705162112p:plain ミミズ
「『美鈴』のワードが聞こえたから来ただけだ!
 美鈴はどこだ! どこにいる!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「どこって……美鈴さんはここには来ていません」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221436p:plain 霊夢
「美鈴ならしばらく来てないわよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20130705162112p:plain ミミズ
「今日もいないのか!? 何故だ! どうしてだ!?」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221435p:plain 霊夢
「無駄に頑張り屋なアイツが来ないって、ある意味事件よね。
 えいやしょうの時も世話しに来てなかったけど」
f:id:kasuga_gensokyo:20130705162112p:plain ミミズ
「うおおおお、美鈴ーーー!!」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「あらら。ミミズとは思えないスピードで
 どこかに行ってしまいましたよ、彼」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221435p:plain 霊夢
「放っておきなさい」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「そうですか。
 でも霊夢さん。農園の世話はやってもらいますからねっ」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221438p:plain 霊夢
「えぇ~」
f:id:kasuga_gensokyo:20130829180744p:plain ???
「ほら、さっさと準備するっ」
f:id:kasuga_gensokyo:20131029221439p:plain 霊夢
「面倒ねぇ」

……続く?

広告を非表示にする