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忙しくない人のための並行幻想郷 第20話

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この夏の私達

f:id:kasuga_gensokyo:20140227102908p:plain パチュリー
「よしっ、ビブラーバ♀をサファリボールでゲットしたわ!
 小悪魔、そっちは?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102901p:plain 小悪魔
「はい。こちらはエアームド♀をヘビーボールで捕獲しました」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102910p:plain パチュリー
「よくやったわ!
 少しずつだけどおしゃボ入りポケモンが集まってきたわね」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102859p:plain 小悪魔
「そうですね。でもパチュリー様」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102908p:plain パチュリー
「なにかしら」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111750p:plain 小悪魔
「私達はほぼ全てのポケモンを収集、掌握していますが
 そこから孵化作業などを経て、育成を行うポケモンは少数です」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102908p:plain パチュリー
「ええ」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111751p:plain 小悪魔
「暇な時は遺伝経路を調べて、
 《遺伝技》をフルに覚えたポケモンを作ったりもしてますよね」
TIP
《遺伝技》
そのポケモンがタマゴから孵った時にのみ覚えている事がある技。
預けた親から遺伝するので遺伝技。
公式名称はタマゴ技だが遺伝技の方が言いやすい。
対戦で役立つ技はこの遺伝技に含まれている事が多い。

今までは『一度忘れると二度と思い出せない』という
重すぎるデメリットがあったが
XYで生まれたポケモンに限り、遺伝技を忘れても
再度思い出せるという処置が取られるようになった。遅ぇよ。
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102908p:plain パチュリー
「うん」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111800p:plain 小悪魔
「でもフル遺伝させた辺りで大体満足して
 その後は放置プレイが殆どなんですよね。私達って」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102909p:plain パチュリー
「つまり何が言いたいの?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111804p:plain 小悪魔
「『宝の持ち腐れ』とはこういう事を言うんじゃないでしょうか」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102910p:plain パチュリー
「……別にいいじゃない。集めて損は無いのだし。
 後々ボール遺伝が楽になろうと、
 今という暇が潰せるならそれでいいのよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111803p:plain 小悪魔
「時間は大いに損してますけどね」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102912p:plain パチュリー
「じゃあ私達はどうすればいいのよ……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111801p:plain 小悪魔
「…………」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102909p:plain パチュリー
「…………」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102859p:plain 小悪魔
ポケモンのプレイに戻りましょうか!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102910p:plain パチュリー
「そう。今はそれしかないのよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111754p:plain 小悪魔
「私達、趣味狭すぎですね」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102917p:plain パチュリー
「別に寂しくなんかないんだからねっ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102859p:plain 小悪魔
「…………」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102918p:plain パチュリー
「……何か言ってよ!」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20140228031314p:plain 鈴仙
「あぁっ! 逃げられてしまいました!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227072525p:plain ミスティア
「こちらもです! あとちょっとだったのに……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228062629p:plain メディス
ヘラクロスカイロスをサファリボールで捕獲する……
 中々難しいですね」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228031308p:plain 鈴仙
「唯一の救いはメロメロボディが
 効果を発揮してくれるところくらいですよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227072518p:plain ミスティア
「エメラルドのロムが2つあって助かりました。
 2つどころか5つもあるけど」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228062626p:plain メディス
「なんでエメラルドだけ、こんなに……
 鈴仙さん。これって誰から借りたんですか?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228031311p:plain 鈴仙
「これは元々パチュリーさんの物ですが
 実は本人には無断で借りてきた物なんですよ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228062627p:plain メディス
「本人に無断で拝借ってマズくないですか?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228031308p:plain 鈴仙
パチュリーさん達は今、《第4世代》に集中してるので
 別にいいんじゃないかと!」
TIP
《第4世代》
DP・Pt(ダイヤモンド・パール・プラチナ)
HGSS(ハートゴールドソウルシルバー)の事を指す。

第5世代もそうだが、ポケモンボックス的なものがないので
ポケモンを大量に移動させるのが不便な時代でした。
ポケモン牧場? そんなのもありましたっけ………………
f:id:kasuga_gensokyo:20140227072510p:plain ミスティア
「もし言い寄られたら私たちが集めたポケモン達を
 見せればきっと許して……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227122341p:plain ミスティア
「あ! カイロス♀が出てきました!
 今度こそ! サファリボォォル!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228031331p:plain 鈴仙
「こちらはヘラクロス♀が出ました!
 捕獲します! サファリボールっ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140228065743p:plain メディス
「二人共! 『近寄る』は?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227072532p:plain ミスティア
メディスンちゃん! 近寄ってもあの子とは!
 カイロスとは仲良くなんかなれないんだよっ!?」
TIP
カイロス
大きなハサミで戦う、くわがたポケモン
初代から第3世代まで虫技に恵まれなかった悲しき虫。
頭のアレは角ではなくハサミなので『メガホーン』は覚えない。
長い間イジメに近い環境で泣きながら過ごしていたが
最近メガシンカを手に入れた事で大きく強化されたとか。
よかったですねカイロスさん。
f:id:kasuga_gensokyo:20140228031322p:plain 鈴仙
ヘラクロスみたいに物分かりのよくない子は
 サファリボールという力を何度もぶつけて屈服させる方が早いです!」
TIP
ヘラクロス
立派な角を使って戦う、1本角ポケモン。カブトムシ。
第3世代では先制技の普及率の低さから
『こらえる』と『きしかいせい』による「こらきし戦法」が流行った。
ピンチになればなるほど強くなるポケモンであり、
その強さは当時、猛威を振るっていたラティ兄妹も
『虫の知らせ』+『カムラの実』+『メガホーン』で
返り討ちにできる程…………命中すれば、だが。
f:id:kasuga_gensokyo:20140228062630p:plain メディス
「サファリゾーンは挑む人の心を
 一時的に変えてしまう魔の施設ですねぇ……」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102944p:plain レミリア
「美鈴」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102548p:plain 美鈴
「はい」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111853p:plain レミリア
「ガキンチョ共がガチャガチャコーナーの前で
 群がってるんだが……あいつらは何を回してるんだ?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102549p:plain 美鈴
「えぇと、あれは今、大流行してる
 妖怪ウォッチの……妖怪メダルのガチャガチャです」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111854p:plain レミリア
「大流行ってポケモンよりもか?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111746p:plain 美鈴
「……遺憾ながら」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111858p:plain レミリア
「そうか……今のガキンチョはポケモンよりもそっちか……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102548p:plain 美鈴
「人間と妖怪が題材の作品はウケがいいんですねー」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102953p:plain レミリア
「妖怪が出れば何でもいいってわけじゃないだろ。
 過去にはブームにすらならず消えていった妖怪作品があってだな」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102552p:plain 美鈴
「ヨーカイザーでしたっけ。そういうのもありましたねー。
 ですが何をもってブームになるのか? 正直よくわからないです」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102944p:plain レミリア
「企画を考えてる奴の手腕とかか?
 どういう奴かは知らんが、子供心を掴む天才なんだろうな」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111733p:plain 美鈴
「でも おじょうさまには こうかが ないようだ……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102955p:plain レミリア
「私はそんなものには揺らがん!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111732p:plain 美鈴
「あ。子供達がガチャガチャコーナーの前からいなくなりました」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102945p:plain レミリア
「既にメダルと言う名の獲物を狩りつくされたか」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102548p:plain 美鈴
「…………いや、まだありますよ! 半分以上残ってます!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111854p:plain レミリア
「本当に大流行してんのか、これ?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111738p:plain 美鈴
「してますよ! 普通なら在庫切れしててもおかしくないのに
 まだこんなに! こんなに!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102955p:plain レミリア
「美鈴! お前、裏切る気か!?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111736p:plain 美鈴
「裏切るってなんですか! 裏切りませんよ!
 これはもう回すしかないです!
 100円100円……2枚しかない!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102944p:plain レミリア
「1回100円……お手頃な値段なのな」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111739p:plain 美鈴
「仕方ありません!
 2回分、回します! とぉぉぉ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102947p:plain レミリア
「テンション高いな、お前」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111903p:plain レミリア
「……メダルと言う割には値段が安すぎる気はしたが……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102558p:plain 美鈴
「はい」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102958p:plain レミリア
「これ……メダルじゃない!
 《プラスチック》! プラスチックの表面に《キャラシール》
 裏面に《QRコードシール》《貼ってるだけ》じゃねぇか!!」
TIP
《プラスチック》
リアル妖怪メダルを形成している物質で
キャラシールとQRコードシールを貼るための土台。
レアなものは色が異なるらしいが、
多分それもプラスチック製なのだろう。
TIP
《キャラシール》
妖怪メダルの表面に貼ってある。
そのメダルに対応するキャラが描かれている。
レアなものはキャラクターの背景がキラキラ光ってる。
TIP
《QRコードシール》
妖怪メダルの裏面に貼ってある。
デュエルターミナルの妖怪ウォッチ版的な機械とかで
読み込む時に使うんじゃないですかね?
TIP
《貼ってるだけ》
「こんなにちゃっちいブツが販売して即座に売り切れるのか……」
妖怪メダルを初めて手に取った私達は別の意味で驚いた次第です。
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102559p:plain 美鈴
「私も今、初めて知りました……
 まさかメダルじゃなかったなんて…………」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102955p:plain レミリア
「もう妖怪プラスチックに改名しろっ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111745p:plain 美鈴
「……これは妹様にあげても喜ばなさそうですね」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102953p:plain レミリア
「こういうガチャガチャを見つけても二度と回すんじゃないぞ」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227111733p:plain 美鈴
「はい……でも」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102953p:plain レミリア
「なんだ?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102548p:plain 美鈴
「あの中でなら《コマじろう》が一番欲しかったので、
 それが手に入ってよかったです」
TIP
《コマじろう》
コマさんの弟。コマさんと違って出番は少ない。
兄弟揃って可愛いのでコマさんのも欲しい。
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102954p:plain レミリア
「そうかい……」
   
次の日。
 
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102947p:plain レミリア
「昨日の今日で売り切れちゃったみたいだな」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102551p:plain 美鈴
「しかもこのガチャガチャだけ故障中ですよ……
 私達が帰った後、一体何が……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227102953p:plain レミリア
「出たと思ったらすぐ消えて壊れる……
 妖怪プラスチックって怖ぇなぁ」

……続く?

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