忙しくない人のための並行幻想郷 第31話

紫のお住まい探し(前編)

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??????
 
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「ねぇ! 私はどうすればいいの!?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「………………」
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「教えてよ! ……暗闇の中にいる誰か!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「…………八雲紫
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「なに?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「ここは評定所でも番屋でも駆け込み寺でもない。
 それくらい貴方で決めてくれ」
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「そういわれたって……
 本の虫には紅魔館から出ていけって言われたし、
 誰も何も教えてくれないし!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「……教えたはずだが。
 『並行幻想郷とは何なのか』を聞かれた時……そのついでに」
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「え…………そ……そうだったかしら……?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「忘れたというのか…………!
 ならば何も言う事はない……今すぐ立ち去れ……!」
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「待って待って!
 忘れちゃったのは謝るから、あと1回!
 あと1回だけ聞かせて!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「同じ奴に同じ事を二度も話す気はない……出て行け」
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「そんなぁ。私この先どうすればいいのよぅ……」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「…………。
 別の事であれば話してやってもいいが」
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「本当!? それでもいいから、お願い!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「いいだろう。だが……その前にデュエルしてもらおう」
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「デュエル? あっ、『俺のターン!ドロー!』ってヤツ?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「そうだ。やれるか?」
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「フフフ……デッキなら持ってるわ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「ならば話は早い」
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「あっ。でも私、まだ初めたばっかりだから。
 手加減してちょうだいね?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「考えておく……ではデュエル……!」
   
…………
 
八雲紫 LP:300
何者か(???) LP:8000
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「さっき引いた《ブラック・ホール》で、
 沢山いた貴方のモンスターは全滅させたわ!
 そこから《アクア・マドール》召喚っ!
 貴方にダイレクトアターック!」
TIP
《ブラック・ホール》
通常魔法
1:フィールドのモンスターを全て破壊する。【OCG】
TIP
《アクア・マドール》
★4 水属性 魔法使い族 攻1200 守2000
水をあやつる魔法使い。
分厚い水の壁をつくり敵を押しつぶす。【OCG】
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「全体除去を用いて、やっと打ち破ったか。
 しかし……その攻撃は通さない」
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「なんですって!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「手札のクリボーの特殊効果発動!
 このカードを捨てる事で、戦闘ダメージを0にする!」
TIP
クリボー
★1 闇属性 悪魔族・効果 攻300 守200
1:相手モンスターが攻撃した場合、
そのダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。【OCG】

小さな悪魔。暗闇でいっぱい出て来るととっても邪魔だ。
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「ああ、もう! ダメージを与えられると思ったのにぃ!
 これでターンエンドよ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「こちらのターン。ドロー。 魔法カード《死者蘇生》で、
 自分墓地の《メカ・ハンター》を蘇生。
 《アクア・マドール》に攻撃、こちらの勝ちだ」
TIP
《死者蘇生》
通常魔法
1:自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。【OCG】
TIP
《メカ・ハンター》
★4 闇属性 機械族 攻1850 守800
機械王の命令で、
ターゲットを捕まえるまで追いつづけるハンター。【OCG】
■メカ・ハンター:攻1850■
<VS>
■アクア・マドール:攻1200■

■アクア・マドール ⇒ 戦闘破壊
●戦闘ダメージ……650
八雲紫 LP 300 ⇒ LP 0
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「負けたぁ……強い! 手加減してって言ったでしょ!?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「これでもかなり手加減したぞ。
 しかし貴方はこちらの防御を崩すのに、かなりの時間を要した……
 デュエル初心者なのは本当か……」
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「初心者で何が悪いのよ! 大人げないわっ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「嘘をついていないのなら、それでいい。
 悔しければデュエリストレベルを上げて、また挑め。
 妖怪の賢者と呼ばれた貴方なら、きっと今より強くなれる」
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「つ、次やる時は負けないんだから!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「……。デュエルも終わったことだし話すとしようか」
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「えっ! 話してくれるの! 勝たなきゃ話さないと思ってたんだけど」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「それだと永久に話が進まない。
 だから負けイベントとして処理する」
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「貴方、本当に何者なのよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「何者でもない何者か、だ。
 さぁ今度はきちんと覚えるんだぞ。
 誰か曰く『博麗神社に住めばいい』との事だ」
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「そうだ、博麗神社! それがあったわね!」
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「……ん? 誰かって誰?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「残存者、とでも言っておこうか」
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「よくわからないけど……ありがとう!
 私、博麗神社に行ってみるわ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「ああ。行ってみるといい。 ……そこに出会いがあろうがなかろうがな
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「何か言った?」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「別に何も。さぁ行け」
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「スキマでシュンッ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「…………」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「………………」
f:id:kasuga_gensokyo:20180706193617p:plain 何者か(???)
「…………ばあちゃんには困ったものよ」
   
…………
 
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博麗神社・境内
 
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「博麗神社よ! 私はやって来た!」
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「……誰かいるかしら? 入ってみましょう」
  …………
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博麗神社・居間
 
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「お邪魔しまーす!」
f:id:kasuga_gensokyo:20140415181915p:plain 「…………」
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「変ねぇ。誰もいないのかしら」
  …………
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博麗神社・裏庭
 
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「畑にも誰もいない……」
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「こっちの博麗神社って……もしかして誰も住んでないの?」
f:id:kasuga_gensokyo:20140415181916p:plain 「ちょっと、そこの貴方! 何をしているの!?」
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「むっ! 何者?!」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082001p:plain 静葉
「私よ!」
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「あんたは! ……誰だっけ?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082003p:plain 静葉
秋静葉! 『ふうじんろく』で一緒に出たでしょ!」
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「あっ、ああ~! その節は大変お世話になりまして」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083158p:plain 静葉
「いえいえ、こちらこそ~……」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082003p:plain 静葉
「じゃなくて!
 貴方、ここで何をしていたの! まさか菜園荒らし!?」
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「違う違う! 私はただ博麗神社に来ただけだから!
 菜園荒らしなんかしないわよ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082001p:plain 静葉
「本当ね!?」
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「本当よ!」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082001p:plain 静葉
「…………」
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「…………」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083321p:plain 静葉
「……うん。荒らしにきたんじゃないならいいわ。
 早とちりしてごめんなさい」
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「わかってくれたならいいのよ」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524081952p:plain 静葉
「それで……博麗神社に何か御用? 八雲紫さん」
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「用って程じゃないんだけど、実は……」
  …………
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博麗神社・居間
 
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083317p:plain 静葉
「そう、ここでの住み家を探しているのね」
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「端的に説明するとそうなるわ。ここって私でも住める?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083321p:plain 静葉
「空いてる部屋はあるけれど……
 この博麗神社は家主が霊夢だから、私の一存じゃ決められないわ」
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霊夢! 霊夢がいるのね!
 どこに! どこにいるの!?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083317p:plain 静葉
「……いないわ」
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「い、いない? どうして?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083330p:plain 静葉
「いないというか……帰ってきてないのよ」
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霊夢が……帰ってこないの?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082002p:plain 静葉
「ええ。私達との砲撃戦……じゃなかった、
 弾幕バトルで倒したあの日からね……」
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「(砲撃戦?) ど、どこに行ったかは心当たりあるの?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083321p:plain 静葉
「閻魔様が『彼女は地獄にいます』って」
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霊夢……遂に堕ちるところまで堕ちちゃったのね」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524081952p:plain 静葉
「雛と穣子ちゃん……私と一緒にここで住んでる子達ね。
 その子達は今、閻魔様に会いに行ってるのよ」
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「そいつに霊夢を出所させてもらうよう頼みこんでるの?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083341p:plain 静葉
「刑務所じゃないから。
 でも『罪を犯した以上、易々と帰す事はできません』って言われてね」
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「だったら、もう行く必要はないじゃない」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524081952p:plain 静葉
「いや。ただ世間話をしに行ってるだけだから」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227105214p:plain
霊夢は戻ってこなくてもいいわけ?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083317p:plain 静葉
「戻ってきた方がいいとは思うけど……
 別に今すぐじゃなくてもいいかなぁって」
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霊夢……可哀想な子……」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083330p:plain 静葉
「それに霊夢がこの場にいたら
 『これ以上、食い扶持を増やせるかぁ!』とか言ってきそうだし、
 ここに住むのは無理かも」
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「そう……そうよね」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083320p:plain 静葉
「ごめんね。代わりと言っちゃなんだけど
 私も住み家探しを手伝うわ」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227105211p:plain
「本当?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524083156p:plain 静葉
「紫さえ良ければね」
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「助かるわ! じゃあよろしくね……しずかちゃん?」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082003p:plain 静葉
「静葉よ! し・ず・は!」
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「似たようなものじゃない」
f:id:kasuga_gensokyo:20150524082002p:plain 静葉
「全然ちがうっ!」
   
…………
 
f:id:kasuga_gensokyo:20140415181923p:plain  
永遠亭・居間
 
f:id:kasuga_gensokyo:20150524081952p:plain 静葉
「こ、こんにちは~……」
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「はいはい、どちら様かな……」
f:id:kasuga_gensokyo:20140227105226p:plain
「!! 藍! 藍じゃないの!
 どこへ行ったのかと思ったら、こんな所にいたのね!」
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「げぇっ、紫様!」

……続く?